同作者の「フェルマーの最終定理」を読んでたら,
「これもいいよ」と会社の先輩に勧められた本.
図書館でネット予約して借りたら英語版の原著(写真左)だった罠.
慌てて日本語版(写真右2冊)借り直したよ.
内容はビッグバンが証明される(ほんの20年前)までの歴史.
紀元前の星の観測から,地動説と天動説の戦いとその結果,
ニュートンの重力の発見と,アインシュタインの相対性理論への進化,
観測機器と物理学の向上によるビッグバン予測,が日本語上巻.
下巻は原子構造から核反応といったミクロ化学的な証明を含め,
膨張し続ける宇宙の証明→ビッグバン証明という流れ.
それらに関係してくる人物を紹介しながら歴史物語を展開する,
まさにサイモン・シンっぽい(そんなに知らないけど)作品.
作中はひたすら宇宙における自然現象を解明していくだけど,
読み進める毎にむしろ神の存在を考えてしまいがち.
後書きにもある「ビッグバン以前」を考えだしてしまうと特に.
どれだけ理論を並べられても,納得し難い「何か」がある気がする.
それを超えるのは「時系列」と「虚数」なんじゃないか?
…とか,無駄に考えてしまう自分がいたりする.
ある時誰かがふと「真理」をつかみ,
その時にはタイムマシンとかワープとかが現実になる気がする.
それらが至極当然な世界がくるならそれはそれで楽しそうだ.
フェルマーの最終定理を読んだときも思ったんだけど,
学生時代にこういう本を読んでたら,より勉強したんだろうけどな.
もしくは授業中にちょっとした逸話として紹介されたりしたら,
学生の好奇心を惹きつけるに十分なエピソード満載で,
世の物理化学系高校教師は遍く読んでほしいと思う.
いずれ同作者の「暗号解読」も読んでみたい.
