昔から読んでみたかった本ってあるよね?
私の場合,これがその一つ.
ぶっちゃけ,何をどう勘違いしたのか,
少年野球チームの成長物語と思い込んでいた.
で,読んでみてびっくりの戦争批判の母性愛物.
同じ女性作家歴史物なんだけど,
「たけくらべ(樋口一葉)」とは随分違いますね.
あっちは真理変化とか恋愛とかの内面描画に対し,
こっちはより現実的な社会風刺.
色でいえばあっちは「絢爛な赤黒」で,こっちは「純粋な青白」.
そんなイメージ.
明治と昭和の差もあって,圧倒的に読みやすいのもこっち.
方言も地元が近いのが幸いしてとてもわかり易いものだったし.
古典(?)に泣かされる日が来るとは思わなかった.
